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自作PC攻略 02 パーツ選び/HDD

解説べんぞ~

HDDの選び方

HDDは、SSDより安い大容量保存先として今も役立ちます。ただし、写真保管、録画、NAS、バックアップでは適する製品が異なります。容量から始め、CMR・SMR、回転数、用途別仕様、騒音、取付、データを失わない運用まで確認しましょう。 構成全体の順番を先に知りたい場合は、パーツ全体の選び方から読めます。

自分の構成では、ここから確認

今決める

保存量と増加量、OS・作業用・保管用の分担

購入前に照合する

接続規格、取り付け寸法、共有スロット、放熱と必要ケーブル

該当する人だけ深掘り:連続書き込み、耐久性、記録方式など用途別の違い。全部を読み切らず、今の候補で分からない項目から調べましょう。

最初に

HDDは、用途と保存量から選びましょう

保管するデータ量と書き換え方を決め、容量・CMR/SMR・騒音・保証から選びましょう。

SSDへ大容量の保管場所を追加

HDD

HDDは、容量あたりの価格を抑えて大量のデータを保管できるストレージです。

OSやアプリ、編集中のデータはSSDへ置き、HDDは写真、完成動画、録画、バックアップなどの保管に使いましょう。

3.5インチSATA HDDとSATAデータ・電源ケーブルの位置が分かるパーツ写真
写真で見る: 3.5インチHDDはケースのドライブベイへ固定し、細いSATAデータ線と幅広いSATA電源線を接続します。
選び方の結論

HDDは、SSDへ追加する大容量の保管用として選びましょう

OS・アプリ・ゲーム・編集中のデータはSSDへ、写真・完成動画・録画・バックアップはHDDへ分けます。一般的な自作PCでは、3.5インチSATA HDDを基本に考えましょう。

  1. 1
    保存する量を決める

    SSDページの計算機でOS・アプリ・保存データを足し、SSDへ置く分を引いた残りをHDD容量にします。重要データは複製分も加えましょう。

  2. 2
    用途と記録方式を決める

    保管中心、頻繁な書き換え、NAS、録画のどれかを決め、メーカーの完全な型番仕様で用途区分とCMR・SMRを確定します。

  3. 3
    同じ条件の型番で比べる

    同じ容量・用途区分の候補だけを並べ、価格/TB、書込を続けた後の速度、騒音、年間ワークロード、保証で選びます。

容量計算はSSDページと共通です ストレージ容量計算機で、SSDとHDDへ分ける容量を確認

OS、ソフト、ゲーム、写真、動画などを足し、必要なストレージ容量を計算できます。

計算機を開く
常時稼働・複数台

NAS
向けHDD

NASの24時間稼働や複数台構成向けです。CMR、対応ベイ数、年間ワークロード、振動センサー、保証を確認します。

NAS・共有保存に
連続録画向け

録画・監視
向けHDD

映像を長時間連続して書き込む用途向けです。カメラ台数、対応機器、年間ワークロードを確認し、一般PC用と混同しません。

録画機・監視記録に
必要な人だけ

高負荷・業務
向けHDD

大量転送、サーバー、多数台構成向けです。高いワークロードや長期保証を選べる一方、価格、消費電力、動作音も増えやすくなります。

高負荷運用に

2.5インチHDDはノートPCや小型機器、USB外付けHDDはバックアップや持ち運びに使われます。一般的な自作デスクトップの内蔵増設は、3.5インチSATA HDDから考えましょう。

使い方で選び分ける

保存後の書き換え方に合うHDDを選びましょう

保管・読み出し中心一般向けHDD

完成データなど、保存後にあまり書き換えない用途です。価格/TBを重視し、SMRも候補にできます。

追加・削除を繰り返すCMRのHDD

大容量コピー、編集データ、頻繁な整理ではCMRを優先し、持続書込と騒音も比べます。

NAS・録画・常時稼働用途別HDD

NAS向け、録画向けなど、実際の機器と稼働条件に合うシリーズを選びます。

購入前の確認順

HDDは、6項目をこの順で確認しましょう

容量単価だけで決めず、使い方に合う種類と記録方式を先に満たします。数値は、同じ容量・同じ用途の完全な型番同士で比べます。

  1. 必要容量共通のストレージ容量計算機で、今後の増加分まで確認する
  2. 用途別の種類一般PC、NAS、録画、高負荷向けから運用に合うものを選ぶ
  3. 記録方式頻繁な書き換えはCMR、保管中心ならSMRも含めて比べる
  4. 速度と静かさ持続MB/s、回転数、アクセス音、アイドル音を確認する
  5. 運用条件年間ワークロード、稼働時間、対応台数、温度、保証を見る
  6. 取付と保護3.5インチベイ、SATA端子、電源、冷却、別媒体への複製を用意する
迷った時の結論 一般PCの保管用は3.5インチSATA HDD、頻繁に書き換えるならCMRを優先

NASや録画では、それぞれの用途別HDDを選びます。回転数やキャッシュ容量だけで性能・耐久性を決めず、完全な型番の仕様と実測を確認しましょう。HDDは故障を前提にし、重要データは別の機器やクラウドにも複製します。

種類・仕様・保護の参考:Western Digital:用途別HDDSeagate:CMR・SMR一覧Seagate:一般向けHDD仕様CISA:3-2-1バックアップ

02 / HDDの形と取付位置を知る

3.5インチHDDとSATA配線を写真で確認する

OS用SSDへ追加し、大容量の写真、動画、録画、バックアップを置く使い方が基本です。

自作PCパーツと3.5インチSATA HDD
3.5インチHDD金属製の箱形ドライブをケースの3.5インチベイへ固定します。
2.5インチと3.5インチSATAドライブ背面の実物写真
SATAを2本つなぐ細いデータ端子はマザーボードへ、幅広い電源端子は電源ユニットへつなぎます。L字の向きを合わせます。 実物写真:Dsimic / Wikimedia CommonsCC BY-SA 3.0

HDDを選ぶまでの3ステップ

  1. 1保管容量と増加量

    現在のデータと数年分の増加を見積もります。

  2. 2用途と記録方式

    一般保管、録画、NASなどの用途とCMR/SMRを確認します。

  3. 3ベイ・SATA・複製

    取付場所、端子、冷却、別媒体へのバックアップを用意します。

HDDの仕様表で出会う用語

CMR / SMR
書き換え特性が異なる磁気記録方式です。
回転数
速度、発熱、騒音に関係します。用途別シリーズも合わせて見ます。
SATA
データ線と電源線が別の接続規格です。
ワークロード
メーカーが想定する年間転送量や稼働条件です。

03 / HDDの仕様表を読む

候補の仕様を項目別に詳しく確認する

回転数だけで決めず、持続速度、騒音、ワークロード、保証、温度まで比べます。
HDDの仕様表を読む順番

HDD候補は、この順で見ると絞りやすい

  1. 1. 必要容量

    現在のデータ量だけでなく、写真・動画・録画が1年でどれだけ増えるかを見積もります。バックアップ先は、複製するデータに加え、更新前の履歴を残す分の空き容量も見込みましょう。

  2. 2. 用途別シリーズ

    一般保管、NAS、監視録画、エンタープライズでは想定稼働時間や振動、年間転送量が異なります。製品の用途区分を使い方へ合わせましょう。

  3. 3. CMR・SMR

    頻繁な大量書き換え、RAID、NASではCMRを優先します。SMRは安価な保管用途に向く場合がありますが、書き換えが続くと速度が落ちることがあります。

  4. 4. 回転数・騒音・振動

    7200rpmは速度を得やすい一方で、発熱や動作音が増える傾向があります。静かな場所ではアイドル音やアクセス音の実測も確認しましょう。

  5. 5. 取付と接続

    3.5インチベイ、SATAデータ端子、SATA電源端子を台数分確保します。ケースへ確実に固定し、前面ファンの風を当てられるかも確認しましょう。

04 / HDDの最終候補を決める

条件を満たす候補から価格・静かさ・保証で決める

同じ容量・用途の候補を価格/TB、動作音、消費電力、保証まで含めて最終比較します。
HDDを選ぶ時の実用判断

HDDの価格差をどこへ使うか

  • 写真・動画の保管

    容量単価、保証、騒音を比較し、よく使う作業データはSSD、完成データはHDDへ分けると扱いやすくなります。

  • 録画・NAS・連続運用

    用途対応、CMR、年間ワークロード、搭載可能台数、振動対策を優先します。一般向け製品より用途別シリーズが適する場合があります。

  • バックアップ

    PC内のHDDを1台増やすだけでは、誤削除、電源故障、盗難への備えは不十分です。別装置またはクラウドにも複製しましょう。

HDDをもう一歩詳しくRAIDとバックアップは目的が違う

RAIDは複数ドライブを組み合わせ、1台故障時も動作を続けやすくしたり速度を上げたりする仕組みです。誤削除、ウイルス、装置全体の故障から過去のデータへ戻す機能ではありません。

大切なデータは、元データとは別の装置へ複製し、可能なら場所も分けましょう。HDDの故障率が低くても、1台だけに保存したデータは1回の故障で失われます。

仕様を調べたい時の技術編

HDDを、もう一段詳しく確認する

ここから先は必要な項目だけ開けば大丈夫です。型番の比較や、久しぶりの自作で変わった規格を確かめる時に使えます。

CMRとSMR書き換え方の違いが、連続した大量書き込みへ表れます。
  • CMRは隣接トラックを重ねず記録し、頻繁な書き換えやRAID再構築で扱いやすい方式です。SMRはトラックを重ねて容量密度を上げます。
  • SMRでも保管・読み込み中心なら実用的ですが、キャッシュを超える書き換えで速度が大きく下がる場合があります。
  • 型番が似ていても方式が異なる場合があります。メーカーの製品仕様またはCMR・SMR一覧で完全な型番を照合し、頻繁な書き換え・NAS・RAID再構築にはCMRを選びましょう。
回転数、キャッシュ、実効速度7200rpmが常に最適とは限りません。
  • 高い回転数は待ち時間と転送速度で有利になりやすい一方、発熱、振動、動作音が増える製品があります。
  • キャッシュ容量は短い書き込みを吸収しますが、長時間の速度やCMR・SMRの違いを打ち消すものではありません。
  • 同じ容量帯の候補を一つの記事の同じテストで比べます。大量コピーや編集素材なら持続書き込み速度、保管・再生なら読み込み速度と騒音、NASなら振動を含む運用評価を優先しましょう。
NAS・RAID向けとデスクトップ向け同じ容量でも、想定する稼働時間と振動環境が違います。
  • NAS向けは複数台の振動、長時間稼働、エラー回復時間を考慮した製品があります。対応ベイ数と年間ワークロードも確認します。
  • RAIDは停止時間や1台故障へ備える仕組みで、誤削除、ランサムウェア、電源事故から守るバックアップではありません。
  • 重要データはPC内のHDDだけに置かず、取り外せる媒体や別の場所にも複製しましょう。
セクター形式と互換性新しい大容量HDDを古い環境へつなぐ時に確認する項目です。
  • 4Knは物理・論理とも4KB、512eは内部4KBをOSへ512Bとして見せる方式です。新しい一般PCでは通常OSが処理します。
  • 古いOS、古いRAIDカード、録画機器、USB変換器では容量やセクター形式へ制限がある場合があります。
  • 大容量ドライブを起動・データ用に使う場合はGPT、UEFI、コントローラーの対応上限も確認しましょう。

ほかのパーツも確認しましょう

構成の前後でつながる部品の選び方

候補がそろったら

購入前に、つながる部品同士を照合する

商品の完全な型番を一覧にし、CPUとマザーボードはCPU対応表、メモリはQVLとDDR規格、GPU・クーラー・電源はケース説明書の寸法表で照合します。受け入れる側の上限を一つでも超える候補は、購入前に入れ替えましょう。

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