ジサコで学ぶ 自作PC攻略
ジサコで構成を作り、直す実例
実際の候補を見ながら、「予算内なら買ってよい?」を考えます。型番・判定・価格がどう変わったかを、1台分の記録で追います。
操作記録:2026年9月5日 · ジサコ Ver.2.β1003
条件は「事務作業と写真整理、15万円」
Windows 11を使い、重いゲームや動画編集はしない想定です。ジサコの金額構築モードで15万円・オフィス作業を指定して、実際に自動構築を実行しました。
以下は選び直しを学ぶ教材で、完成済み・購入推奨の構成ではありません。金額は確認日のジサコ表示です。部品の実物を購入して組み立てた動作実測ではなく、在庫・価格・検索結果も変わります。
同じ条件をジサコで開く ↗条件を開くだけでは構成は変わりません。「自動構築」を押す前に、残したい構成は保存してください。同じ条件でも現在の候補が下表と一致するとは限りません。
1 出てきた候補を、そのまま購入リストにしない
この回は次の7部品が選ばれました。GPUは選択されず、CPUの内蔵グラフィックスを使う構成です。
| 部品 | 選ばれた型番 | 表示価格 |
|---|---|---|
| CPU | Intel Core i9-14900 | 104,380円 |
| CPUクーラー | Thermaltake Contac 9 SE(CL-P106-AL09WT-A) | 1,854円 |
| メモリ | Hanye UD4-08GB-2666-1R8(DDR4-2666、8GB×2) | 13,690円 |
| SSD | Domary Dougmp7tel40-8G(登録表示:M.2 NVMe 1TB) | 6,178円 |
| マザーボード | ASUS PRIME H610M-R D4 | 6,711円 |
| ケース | PCCOOLER C3Q500-WH | 6,316円 |
| 電源 | 玄人志向 KRPW-L5-600W/80+/REV2.0 | 3,540円 |
| 本体部品の合計 | 142,669円 | |
OSライセンス・モニター・キーボード等は含まれていません。販売条件・送料・保証は別途確認が必要です。「15万円以内」は、これだけで使い始められる総予算を意味しません。
2 注意を読んで、メーカーのCPU対応表へ
「H610」というチップセット名だけでは不十分です。選ばれたPRIME H610M-R D4のCPU対応表を開き、Core i9-14900の行を見ます。今回確認した表では「Validated since BIOS」が2603でした。
ASUS公式:PRIME H610M-R D4のCPU対応表 ↗(2026年9月5日確認)
これは「届く製品に2603以降が入っている」という証拠ではありません。販売店に出荷時のBIOS版を確認し、必要なら更新サービスや、その機種で使える更新手段を購入前に確保します。対応CPUなしで更新できる機能の有無も、型番ごとに確認します。
今回は、更新の要否だけでなく、事務用途に対してCPUへ予算が偏っている点も見直すことにしました。
3 CPUを1つ選び直し、金額と判定を見る
CPU検索で「Core i5 12400」を調べ、Fの付かないCore i5-12400を候補にしました。今回は独立したGPUがないので、内蔵グラフィックスを使えることを確認する必要があります。Intel公式仕様では、i5-12400はUHD Graphics 730を搭載しています。
Intel公式:i5-12400の仕様 ↗。マザーボードの映像出力と、使うモニターの端子も別に照合します。
選び直す前
CPU:Core i9-14900
CPU価格:104,380円
ジサコの表示:BIOSの注意1件
「H610はBIOS更新が必要な場合があります」
CPUだけ選び直した後
CPU:Core i5-12400
CPU価格:32,650円
ジサコの表示:注意0件
CPU以外の選択部品は維持
差額は71,730円。安くなったことより、「必要な性能か」「画面を出せるか」「起動条件が合うか」を確認して選び直すことが、この例の要点です。処理速度は実測していないため、i5-12400でどの事務作業も十分と保証するものではありません。
4 「注意0件」で止めず、購入前の確認へ
この構成は、ここではまだ購入しません。この記録で確かめたのは、ジサコの候補・表示金額・判定の変化と、上記のメーカー資料です。少なくとも次の確認が残っています。
- 交換後のCPU対応:i5-12400の正確なステッピング・必要BIOS版と、購入する基板のBIOS版を対応表・販売店で照合。
- 冷却と電源設定:クーラーの「対応TDP」とCPUの電力値は同じ試験基準ではありません。負荷時の電力、メーカー対応表、ケース通気を確認し、完成後は温度も測る。
- メモリ・SSD・電源の裏付け:登録タイトルだけで選ばず、正確な型番の仕様・保証・販売元を確認。情報が追えない候補は選び直す。
- 残りの予算:Windowsの正規ライセンス、モニター等、必要な周辺機器と予備の保存先を含めて合計し直す。
型番を丸ごとまねるのではなく、自分の候補でも「注意 → メーカー資料 → 選び直し → 再確認」の順で進めてください。
自分の構成で購入前チェックへ →

