解説

◆ **EPYC 7452 の注意点**

・ **対応ソケット形状**: EPYC 7452 は専用のソケットを使用しており、他のCPUとの互換性がありません。マザーボードを選ぶ際は、対応ソケットであることを必ず確認してください。
・ **TDP**: EPYC 7452 の TDP (熱設計電力) は 155W と高めです。適切な冷却装置を用意する必要があります。冷却性能が低いと、パフォーマンスが低下したり、システムが不安定になる可能性があります。
・ **グラフィックス機能**: EPYC 7452 には、内蔵グラフィックス機能がありません。グラフィックス処理が必要な場合は、別途グラフィックボードを用意する必要があります。
・ **用途**: EPYC 7452 はサーバーやワークステーション向けの CPU です。一般的なデスクトップ用途には適していません。

◆ **EPYC 7452 の特徴**

・ **コア数とスレッド数**: EPYC 7452 は 32 コア 64 スレッドという非常に多いコア数を備えています。そのため、高度な並列処理を必要とするタスクに適しています。
・ **三次キャッシュ容量**: EPYC 7452 は 128MB という大容量の三次キャッシュを搭載しています。これにより、頻繁にアクセスするデータへのアクセス速度が向上し、パフォーマンスが向上します。
・ **シングルスレッド性能**: 1スレッド性能 (PassMark) は 1991 とそれほど高くありません。シングルスレッド性能を重視する用途には向きません。
・ **NPU**: EPYC 7452 には、NPU (ニューラルプロセッシングユニット) が搭載されていません。AI 処理を行う場合は、別途アクセラレータカードなどを検討する必要があります。