解説

◆対応規格

* P75FII ATX 3.1は、最新のATX12V V3.1規格に対応しています。
* これは、最新のCPUやGPUの電力要件を満たすように設計されており、将来的なアップグレードにも対応しやすいことを意味します。
* 特に、高負荷時の電圧変動を抑制し、安定した電力供給を実現します。

◆プラグイン対応

* P75FII ATX 3.1は、プラグインに対応していません。
* これは、ケーブルが直付けされていることを意味し、ケーブルの取り外しや交換ができません。
* 配線の自由度は低くなりますが、接触不良のリスクは低減されます。

◆PFC

* P75FII ATX 3.1は、アクティブPFCを搭載しています。
* これにより、力率を改善し、電力の利用効率を高めることができます。
* また、入力電圧の変動に対する安定性も向上します。

◆105℃コンデンサ

* P75FII ATX 3.1は、105℃コンデンサを使用していません。
* コンデンサの耐久性や寿命に影響がある可能性があります。

◆Haswell対応

* P75FII ATX 3.1は、Haswellに対応していません。
* 古い規格なので現在では特に注意する必要はありません。

◆80PLUS認証

* P75FII ATX 3.1は、80PLUS GOLD認証を取得しています。
* これは、一定の負荷条件下で87%以上の変換効率を発揮することを示しており、省エネ性能が高いと言えます。
* 発熱量の低減にもつながり、システムの安定性向上に貢献します。

◆セミファンレス

* P75FII ATX 3.1は、セミファンレスに対応していません。
* これは、常にファンが回転していることを意味します。
* 低負荷時でもノイズが発生する可能性がありますが、冷却性能は高くなります。

◆コネクタ数

* P75FII ATX 3.1
* CPU用コネクタ: 4+4ピン x2
* PCI Expressコネクタ: 6+2ピンx4 12V-2x6x1
* SATAコネクタ: 6個
* ペリフェラルコネクタ: 3個
* FDDコネクタ: 1個
* 必要なコネクタ数を確認し、システム構成に適合するかどうかを確認する必要があります。
* 特に、ハイエンドGPUを搭載する場合は、PCI Expressコネクタの数が重要になります。

◆保護回路

* P75FII ATX 3.1は、OCP/OVP/UVP/SCP/OTP/OPPなどの保護回路を搭載しています。
* これにより、過電流、過電圧、低電圧、短絡、過熱、過負荷などの異常状態からシステムを保護します。
* 安全性と信頼性を高める上で重要な要素です。

◆サイズ

* P75FII ATX 3.1のサイズは、150x140x86mmです。
* これは、標準的なATX電源のサイズであり、多くのPCケースに搭載可能です。
* ただし、小型ケースの場合は、サイズが合わない可能性があるため、事前に確認が必要です。