解説

◆**キングストン KF588CU42RSAK2 48**

* 動作周波数と転送速度: 通常(Default)時は6400MT/sで動作しますが、XMP 3.0を有効にすることで8800MT/sまでオーバークロック可能です。オーバークロックにより性能向上が期待できますが、安定性や発熱には注意が必要です。
* メモリタイミング: 通常時はCL52-52-52ですが、XMP適用時はCL42-58-58となります。CL値(CAS Latency)は小さいほど応答速度が速く、レイテンシが低いほど有利です。ただし、他のタイミングも考慮する必要があり、XMP適用時には設定値が変更される点に注意が必要です。
* 電圧: 通常時は1.1Vで動作しますが、XMP適用時は1.4Vに上昇します。電圧の上昇は発熱量の増加に繋がるため、PCケース内のエアフローなどを考慮する必要があります。
* モジュール規格：PC5-51200（DDR5-6400）とPC5-70400（DDR5-8800）に対応。XMPを適用しない場合はDDR5-6400として動作します。
* XMP: XMP 3.0に対応しています。XMP (Extreme Memory Profile) は、Intelが策定した規格で、対応マザーボードで使用することで、メモリの性能を最大限に引き出すことができます。
* その他
* CKD (Channel Keying Definition) に対応
* ECC (Error Correction Code) 非対応: ECCはエラー検出・訂正機能で、安定性が求められる用途(サーバー用途)には必須ですが、一般的なPC用途では非対応でも問題ありません。
* Reg (Registered) 非対応: Registeredメモリは、大規模なメモリ容量を必要とするサーバーなどで使用されます。一般的なPC用途では非対応です。
* 注意点：
* XMPを使用するには、マザーボードがXMPに対応している必要があります。
* XMPを適用した場合、メーカー保証の対象外となる可能性があります。
* 高クロックでの動作には、十分な冷却性能が必要です。